ホワイトプランでいこう

モテたいやつだけ来い。俺をジャンプ台として使え

愛と勇気とかしわもち

最近寂しくて…

今週土曜会お!

好きです。また会いましょう

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大学は留年が決まり、新しい生活に向けて俺は準備していた。

しかしながら人生というのは不安だらけだ。

何があるかわからないし、自分に自信ももてずにこれから生きていけるのだろうか?

しかしそれでも希望はある。

それは恋愛だ。好きな人がいれば頑張れる。

愛こそ正義だ。

そう思っていた。

久しぶりに出会い系で会うことになった。

お互い顔を知った上で会った。

正直タイプの女性ではなかったが、話も合うしとりあえずいいのかなって。

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ー好きです。

相手からそう告げられる。

正直嬉しくなかった。

俺は思った。やはり顔は大事なんだって。

なんで俺が好きな女性は振り向いてくれたりしないのに興味ない女の人は俺に好意を向けるのか。

なんだか肩の荷が重くなった気がした。

でもとりあえず連絡は取り合い、ちょくちょく会うくらいの仲にはなった。彼女はそれでいいらしい。

俺もまだまだ恋愛に関しては技量不足なので、いざってときにまた会う感じでもいいし

しかし、なんだろうこの感覚。

好きでもない相手から好意を寄せられるこの心にのしかかってくるモノ。

いつか彼女に堂々と別れを切り出すために俺はひたすらダイエットしよう。

別れを持ち出すというのはやはり勇気がいるのだ。

そう思いながらかしわもちを口に含むのだった。

not bad end