ホワイトプランでいこう

モテたいやつだけ来い。俺をジャンプ台として使え

i'm not lonely but where am I going to go?

今日もありがとう

私、一緒懸命◯◯くんのためにがんばる

好きだからまたラインして

また遊びに行っていい?

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年号が変わると共に人生ではじめての一人暮らしがスタートした。

今まで家に帰れば、家族がいて、犬もいて飯も勝手にでてくる、そんな生活が6年続いたが、今じゃ一人。

一人暮らしというのは案外寂しく、一人だけのこの空間もなんだか無駄に広く感じる。

友達もなかなか来れず、一人でユーチューブを見ながら飯を食う時間、それが続く。

しかし、唯一の人間と部屋を一緒にできる時間がある。

それは、あゆの存在だった。

彼女とは出会い系で知りあった。

顔もまったく普通で、性格も悪くない。

それどころか、めしを作り来てくれたりお金も出してくれて、なおかつ洗濯掃除などあらゆる生活の支えとなってくれる。

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今までの歴代彼女と違うのはあれだ、さばさばしてないし、好意がストレートなところだ

今日もありがとう

私、一緒懸命◯◯くんのためにがんばる

好きだからまたラインして

また遊びに行っていい?

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彼女には欠点がなかった。

まさに理想の彼女だ。

しかし…

あろうことか、俺はまったくときめかなくなってしまった。

最初のあの心が躍る感情はどこへいってしまったのか。

-俺はあるひとつのことを悟ってしまった。

それは、追いかける恋愛こそが俺の生き方だったのだ。

女性を追いかけて、振り向いてもらうためにあらゆる努力をする。

そんな生き方こそが俺だったのだ。

それが今じゃ逆に今は追いかけられる方になっている。

追いかけられるというよりも向こうから好意を寄せられている状態だ。

なんだ、結構なことじゃないか。

そう思う。そして周りの人間も。

しかし、満ちないんだ、心が。

俺はイケメンでも何でもない凡夫だし、そんなことを思うこと自体が贅沢なのだ。

しかし、心がみちない。

例えるなら、ラーメン二郎でトッピングの生卵とタマチの二つは欠かせないが二つ抜きでラーメンだけを食す。

一見、ラーメン二郎を食べられてハッピーエンドに見えるがジロリアンからすればトッピングなしの二郎はなんだか物足りず、心が満ちないのだ。

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彼女と一晩共にし、翌日玄関先で別れを告げる。

そして、やっと帰ったか、、、と思う自分がいる。

世の中には女性に貢がせ、自分は一切働かないという男のことをヒモという。

まさに自分がそれだ。

生活の保障を無償でやってくれる、有難い存在、それが彼女。

しかし、彼女のことはもう好きではないし、他の女の子とやりとりしたりデートにしに行ったりする自分がいる。

これが案外、罪悪感が恐ろしいくらいに湧き上がってこない。

申し訳ない気持ちはたぶん、ない。

end