壁ドンと波導の勇者ルカリオ part2
僕らは予約していたお店に向かった。
行く場所はすすきのの中央にあり、料金もとてもリーズナブルなので、女の子と飲みに行くところでよく使う僕のお気に入りの店だ。
店に向かう途中はポケモンの話で盛り上がり、飲む前に僕たちはすでに出来上がっていた
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アルコールを頼んだ後はさらに僕らの会話は加熱した。
しかし、彼女から思わぬ事実が告げられる。
「私、実は高2なんだ…」
まさかのjkだった
おいおい、酒飲んじまったよ。
僕はすぐに飲み物を取り上げた。
さすがに叱った。
店をでた。
一人で帰らせるのは危ないので、散歩した後、大通り公園のベンチを見つけたので休むことにした。
ベンチの上では二人の距離はゼロだった。
雰囲気はとてもよかった。
あとで聞いたが、本気で自分を怒ってくれる人は今までにあんまりいなかったらしく、俺に怒られたことで俺に対して信頼が湧いたらしい
僕は彼女の肩に手を回す。
僕らは二人になれるところを探した。
しかし、神のいたずらなのか、カラオケ、ネットカフェなど全てが空いていなかった。
もう、打つ手がねぇ。だれか。
思いついた。あそこしかない。
そこはサークルに所属していた頃に偶然知った場所だった
そこはレンガの壁に囲まれており、知らないと気づかないくらいの死角になっているので、そこをセレクトした。
僕はすかさずポケ子を壁際に追い込み、壁ドンした。
牛丼といえば吉野家であるように、壁といったら壁ドンである。
壁に囲まれているのに、壁ドンをしない愚か者はいるだろうか?いや、いない。
バックに吊り下げられているルカリオが激しく揺れていた。
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彼女の家は門限が厳しいということなので、別れることにした。真駒内までということだったので、僕も真駒内まで送っていくことにした。酔っていて、危ないからだ。
列車中は色々話していた。
でも彼女からはたくさんの喜びの言葉をもらえた。
今日はありがとう! 今日来て会ってよかった。また会いたい。
彼女は満面の笑みを浮かべ、改札を出ていった。
彼女と別れてからまた僕は地下鉄に乗る。
そして、気分が有頂天になり社内の吊り手で懸垂をしていた。
次の日ーーー
ラインはブロックされていた
bad end