ホワイトプランでいこう

モテたいやつだけ来い。俺をジャンプ台として使え

Do you like Bitter chocolate? part3

僕らはさっきの三人と別れた後、男2人で少し散歩することにした。

お互いに授業料として2,000円ずつ払った後の後悔感は半端じゃなかった。

例えるなら、もう行かまいと思っていたはずのラーメン二郎の行列に気づけば並んでいて完食した後に襲ってくるあの後悔。あれと同じような残念な気持ちだ。

しかし、そんな気持ちもすぐに忘れ、すぐに心を切り替えることにした。

よしっ、今日は絶対に四人で呑んで四人で寝ようぜ!

ーーーー

ーーー

ーー

そうはいってもあとはボロボロだった。

声をかけても誰も聞いてくれない。

やはり、時間帯もあるのだろうか。

ガン無視はあたりまえ。

始めてから大体四時間は経過していたのか、2人ともそろそろ限界に近づいてきた。

ここで、俺は最終手段を取ることにした。

俺「ラブホ街に行くしかない」

そう、最終手段とはラブホ街である。

実はここは穴場で、女子2人でラブホに泊まりにいくグループは実は多い。実際に僕も美味しい思いをしたことのある、いわゆるパワースポットなのである。

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僕らはそこを目指してひたすら南下した。途中にクラブを通り過ぎるも、行きたい欲を抑え、パワースポットへと向かう。

しかし…

まったくいない。

人っ子一人いない。

しまった。この時間帯はまだ早かったか?

がっかり。

僕らは途方にくれた。

足は痛い、心も痛い、もう限界だった。

しかし、ラブホ街を男2人で歩いてるとき、二度目の悪夢が訪れることはまだ俺たちは知らなかった。

つづく

Do you like Bitter chocolate? part2

僕らは順調に声かけをこなしていった。

ラーメン二郎の、食べても食べても減らない麺を箸でテキパキと口へ運ぶように、休まずひたすら声かけを繰り返す。

声をかけることなど到底昔の自分にはできなかった。だけど、今はできる。

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もう、何も怖くない。

そう思っていた。

すると、歩道の向こうに三人組を発見。

すぐさま追いかけて、行動を起こす。

しかし、こいつらが曲者だったのだ。

一人が白のワンピースに、黄色いスカートを履いていて、まるでビールと白い泡のような服装だったので、そこをイジることにした。

俺「服装目玉焼きみたいだし、ビールみたい笑 そんなにビール飲みたいの?笑」

ビール女「あ、そーなんですよー わたしらこれからビアガーデン行くんですよねー」

三人はもう前の店で飲んだ帰りで、ビアガーデンに行く最中だった。

いい感じに酔っていて、ビールを五人で飲むことを誘うと、快くokしてくれた。

ビアガーデンまで向かう途中に僕はビール女と、相棒は後の二人と話していた。

しかし、ここであることに気づいた。

ビアガーデンに近づくにつれて明るくなり、それは露わになった。

こいつら全然かわいくない。

しかも態度がめちゃくちゃでかい。

仕事は看護師らしいが、看護師というワードにやられた。

看護師イコールエロいという童貞思考っぷり。アホだ

ビアガーデンのお店の前までつく。

相棒「おい、もう帰ろうぜ…全然かわいくねぇよ。」

しかしもうそんな空気ではない。

奢られる気満々の奴ら。

そして、もう逃げられない。

ーー

僕らは2000円ずつ投資し、3.7リットルのビールを飲むことにした。

そして、とりあえず乾杯。

盛り上がるっちゃ盛り上がった。

しかし客観的に見るとどうみても向こうのほうが主導権を握っている感じ。

俺らは完全に舐められていた。

ーー

ビアガーデンが閉まる。

相棒が連絡先打診をし、とりあえずラインを交換した。

一緒にこの後どっか行きませんか?

何をトチ狂ったのか、僕らはなぜだかこいつらとワンちゃんを狙っていた。

そこまで可愛くない、性格も良くない、態度はでかい。

完全に看護師というワードに僕らの心は絡め取られていたんだと思う。

無論、奴らはそんな誘いに乗ってくることなく、帰った。奢られたビールの礼もせずに。

そして、何分間か後に気づく。

三人全員からはブロックされていた

Do you like Bitter chocolate?

「私らとビール飲みたいなら奢れよ」

「金もねえくせにナンパしてくるとかバカじゃねえの?」

人生は苦い経験ばかりなのかもしれない。

でもやり方を変えさえすれば苦さから甘さに変わるのだ。そう信じて僕は歩き続ける。

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ーーーー

つい最近まで女の子達と海へ行く約束が反故にされた。

また出会いがない…、

しかしそこで諦めないというのが僕という男。

バイト終わり、僕はナンパに久しぶりに行くことにした。

時は夕刻を刻み、空は徐々に赤くなり始め、ビアガーデンに行くのにもちょうどいい気温だ。

この時間帯は女の子たちは基本、グループで行動するので、僕はもう一人を誘い、僕らはペアで行動することにした。

お、早速おいでなすった。

札幌駅から大通りのビアガーデンに向かう3人組が向かってくる。

先陣は僕が切った。

俺「こんばんは〜、すいません、俺ら道に迷っちゃって、明日ってどっちですかー!」

女の子達「笑 えーと、むこうじゃないですか?」

俺「あ、向こうかー!

…お姉さんかなり適当に言ってますね笑」

女の子「(爆笑)」

ツイッターのトレンディさんに教えてもらった道聞きオープナーはなんとかワークしたようだ。

ちなみにこれは基本的にシラフでやっている。父親譲りの酒の弱さが災いし、頭の回転が悪くなるからだ。

喋るところは喋る、イジるタイミングもきちんと掴む。

5分ほどトークで続き、和んだ感じのところで誘いを申し込む。

しかし向こう三人はお店の先約があるということで、残念!

しかし、初っ端からいい感じだ。

僕らは三人に手を振り、次の出会いへと向かった。

ーーー

僕らは大通りのビアガーデンへと潜入することにした。

すると、信号待ちにしていた二人組がいた。どちらもとてもかわいい。

俺「すいませーん、お二人って今何待ちですか?」

女の子達「? 信号待ちですけど」

俺「お!奇遇ですね! 俺らも今信号待ってたところなんですよ!笑」

女の子「何言ってるんですか笑笑」

よっしゃ掴みは完璧。今日は行ける気がする。

連れの男「すいません、俺男なんですけどいいんですか?笑」

連れに男いたのは気づかなかった。

さすがに二人して謝った。

〜〜〜〜

そうやって僕らはグループの人数全てをトータルしても1日で40人には声をかけていた。

ついて来てくれた相棒にもいい思いをさせたいので、今日は絶対成功させたい。

しかし、この後あの奴らと飲みに言った瞬間、悪夢と化した。

俺の愛人、山岡家

ーーー僕らの三角関係は、例えるなら

二郎ラーメンと山二郎、そしてたまに行く山岡家の三者間であった

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※今回は2割くらいのフェイクを含んでます。

ーーーー

大学3年の冬、僕が出会い系にハマり始めた頃だ。

僕には2人の彼女がいた。

いや、正確には一人の彼女Yともう一人のセフレAだ。

それぞれ二人とは出会い系でマッチし、それぞれと同じ時期に仲良くなった。

Yとは特に仲良くなり、元々釧路住みだったのを同棲のために札幌まで来て一人暮らしをし始めるくらい僕に好意を寄せていた。

Aは近くの専門学生で、一人暮らしをしていた。終電を逃したときなど快く泊めてくれる等してくれたので、好意は少なからずあったのかもしれない。Yと会うタイミングがないときに会う程度だった。

続く

All you need is pill part2 last

ーーー私、妊娠しました。

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俺は彼女のことが諦められなかった

彼女を諦めて、ほかの彼女を探すなんてできない。

例えるなら、ラーメン二郎行こうとしたのに休みだからといってその代わりに山次郎に行くかといったら行かないのと同じようなものだ。

そして、ついに、僕は恋愛では禁断の行動をとってしまう。

そう、非モテコミットである。

非モテコミットというのは、お前みたいな欲求不満の男が、ちょっとやさしくしてくれた女を簡単に好きになり、もうこの女しかいないと思い詰めて、その女の事ばかりを考え、その女に必死にアプローチすることだ」。これは「僕は愛を証明しようと思う」の中で、モテる取引先の人が非モテ主人公に放った一言です。

わかっていても止められない感情。

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そしてやってくる絶望。

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彼女とはもう不通となった

泣いた。ただ泣いた。

ーーーー

何週間か経った。

この頃の僕はもうナンパなど、する気も起きなかった。

でも、一人も寂しかったので久しぶりに出会い系にアクセスした

出会い系は金を少しかければ、ナンパと違って女性とは簡単に出会えるのだ

彼女とはその時出会った。

彼女とのやりとりはスムーズにいき、二人でスープカレーを食べに行くことになった

そして、後は二人で家で映画を観た。

ーーーーーー

しかし、事件は起きた

別れた後、彼女から3日目にラインがきた。

「私妊娠した。」

俺は頭がまっしろけになった。

彼女のことは好きだったが、そこまでは望んでいないし、養うこともできない。

しかし…

冷静になってから考えた。妊娠など3日でするわけないと。

どうやら子供は前の彼氏との関係らしい

前彼とはつけるものはつけていたらしいが、妊娠したとなると、あれだけでは心もとないということだ。

その話がなんだか自分にも身近なような気がして、怖くなった。

非モテコミットといい、妊娠の話といい、しばらく恋愛に対しておっくうな気持ちに僕はなってしまっていた。

All you need is pill

end

All you need is pill

俺は怒った

非常に憤りを感じた

なぜ怒ったって?

女に浮気されたからだ。

いや、あれは浮気だったのだろうか。

今でも自分ではわからない

ーーーー

______ごめん、付き合うことはできない。

彼女からはこう告げられた。

どうやら彼女は他に気になった男ができたらしい。

しかも5歳も下の男と。

よくよく話を聞いてると、彼女はいわゆるビッチだった。

しかし、俺は彼女のことを本気で好きになっていたのは事実だ。

彼女が他の男とヤろうが、複数でしようが、関係ない。一緒にいれるだけで幸せだった。

でも僕らは既に、彼氏彼女でなく、セフレと化していた。

つづく

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wooden or brass ? part5 last

ラーメンのスープしぶきが舞い散る。そして服に着く。

しかし、そんなことなど気にも留めないくらいに電流が走っていたf:id:sirakaba3618:20180726194723j:plain

彼女は急須ルーティンが効いた案件だった。

すぐに僕らはまた会うことになり、いろいろ会話をしながら二人でしゃぶしゃぶを食べにいくことにした。

そして、まさか僕がこの日、しゃぶしゃぶするのは肉だけではないということを知る。

ーーー

出会い系で会うのと違って、会うのは二度目なので、さほど緊張するとは思わなかったが、かなしいかな、やはり異なるフィールドで戦うとなると少しばかり緊張している僕がいた。

彼女との待ち合わせ場所は大通公園駅のヒロシ前だ。おっさん一人でうろつくには眩しすぎる場所だし、女性とのデートのみ使えるというまさに聖なるサンクチュアリというわけだ。

彼女は10分遅れて到着した。

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うひょw

来る前にハートマーク…これは脈ありか??(にんまり)

彼女とは初会いまでに4日ほど経過していて、話ネタが尽きないかどうかを心配していたが、そんなことは些細なことだった。

彼女はいわゆるノリがいいタイプで、俺の急須ルーティンにも見事反応してくれたし、打ち解けられるのはすぐだった。

彼女と打ち解けた後は自分のことを自己開示してくれた。

彼女はテレビ局に勤めていて、勤務時間帯も11時ということなので、夜遊びし放題の仕事柄だった

ところで、ここで言いたいことがあるから言わせてくれ。

俺は時に不本意と感じる時がある。

それは僕がいわゆる女性のストライクゾーンが広めであり、女性なら誰でも可愛いと思えるんだという周りの評価である。

しかし、そんな評価を私に与えた愚者共には言っておきたい。

彼女はマジで可愛いい。

街を一緒に歩いているときは優越感でいっぱいになるほどだ

よくこんな人に声をかけられたなと、我ながら鼻が高かった。

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僕らはその後も会話を楽しんだ。

会話のテンポもいい。

なによりも好感が持てたのが、会話が途切れた時も彼女から話を振ってくれることや話を聞くときも目を輝かせてくれていたことだ。

彼女からの※IOIのサインは合格点だった。

※IOIというのはIndicator Of Interestの略で、直訳すると「興味の表示」。

意味としては人が誰かに興味を持つ、特に好意という意味で興味を持った場合にする行動のことをIOIと呼ぶ。

要は脈ありサインである。

・脈ありサインの例

・こちらが話すのをやめると、会話を再開しようとする

・クスクスと笑う

・触れてくる

・一体感を築いてなごんだ雰囲気を作ろうとしてくる

・繰り返しこちらを振り返ってきたり、チラッと見てくる

・自分に気がついてほしそうに髪を揺らす

・遠くから視線を合わせると、少しの間見つめてくる

・ほほ笑みかけてくる

・近くに来る(接近)

・あなたをほめてくる

・彼女がいるかどうか尋ねてくる

・名前や年齢を尋ねてくる

彼女から感知できたIOIは少なくとも5つ以上だった。

これらは全部スタンさんからの入れ知恵であるが、5つ確認できればGOチャンスだという。

そして、僕は覚悟を決めた。

彼女を落とそう…!

ーーーー

僕らはしゃぶしゃぶを食べ終わって会計を済ました後、外に出た。

そして夜風を感じた。

心地よい風だ。

そして、僕はそっと彼女の手をとった。

彼女は抵抗せず、手を握ってくれた。

「一緒にこのまま散歩でもしようか」

僕らは夜道を歩きながら南へ、そして南へと歩いて行く。

そして、すすきのを過ぎたあたりから彼女は感づく。

「え、こっちの方ホテルとかある所だよね??」

そして僕は切り出す。

「うん、でもなんもしないよ。俺たちは近くの川を見にいくだけだしね」

僕らには彼女達女性に言い訳をあげるという大事な役割がある。

そう、女性は悪くない。責任は全て男に任せればいい。

そして、話してる間にもホテルの前に着いた。

彼女は何も言わず、僕は彼女の手をすっと引いた。

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ーーー

結局、朝まで二人でいた。

彼女はこの日も仕事なので、朝帰りをしてから仕事へと向かった

俺はついにやったぞ。

久しぶりに充実感を得られた気がした。

僕らはこうして、ナンパを通じて恋人になったのだった

happy end