Do you like Bitter chocolate?
「私らとビール飲みたいなら奢れよ」
「金もねえくせにナンパしてくるとかバカじゃねえの?」
人生は苦い経験ばかりなのかもしれない。
でもやり方を変えさえすれば苦さから甘さに変わるのだ。そう信じて僕は歩き続ける。
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つい最近まで女の子達と海へ行く約束が反故にされた。
また出会いがない…、
しかしそこで諦めないというのが僕という男。
バイト終わり、僕はナンパに久しぶりに行くことにした。
時は夕刻を刻み、空は徐々に赤くなり始め、ビアガーデンに行くのにもちょうどいい気温だ。
この時間帯は女の子たちは基本、グループで行動するので、僕はもう一人を誘い、僕らはペアで行動することにした。
お、早速おいでなすった。
札幌駅から大通りのビアガーデンに向かう3人組が向かってくる。
先陣は僕が切った。
俺「こんばんは〜、すいません、俺ら道に迷っちゃって、明日ってどっちですかー!」
女の子達「笑 えーと、むこうじゃないですか?」
俺「あ、向こうかー!
…お姉さんかなり適当に言ってますね笑」
女の子「(爆笑)」
ツイッターのトレンディさんに教えてもらった道聞きオープナーはなんとかワークしたようだ。
ちなみにこれは基本的にシラフでやっている。父親譲りの酒の弱さが災いし、頭の回転が悪くなるからだ。
喋るところは喋る、イジるタイミングもきちんと掴む。
5分ほどトークで続き、和んだ感じのところで誘いを申し込む。
しかし向こう三人はお店の先約があるということで、残念!
しかし、初っ端からいい感じだ。
僕らは三人に手を振り、次の出会いへと向かった。
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僕らは大通りのビアガーデンへと潜入することにした。
すると、信号待ちにしていた二人組がいた。どちらもとてもかわいい。
俺「すいませーん、お二人って今何待ちですか?」
女の子達「? 信号待ちですけど」
俺「お!奇遇ですね! 俺らも今信号待ってたところなんですよ!笑」
女の子「何言ってるんですか笑笑」
よっしゃ掴みは完璧。今日は行ける気がする。
連れの男「すいません、俺男なんですけどいいんですか?笑」
連れに男いたのは気づかなかった。
さすがに二人して謝った。
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そうやって僕らはグループの人数全てをトータルしても1日で40人には声をかけていた。
ついて来てくれた相棒にもいい思いをさせたいので、今日は絶対成功させたい。
しかし、この後あの奴らと飲みに言った瞬間、悪夢と化した。