ホワイトプランでいこう

モテたいやつだけ来い。俺をジャンプ台として使え

wooden or brass ? part5 last

ラーメンのスープしぶきが舞い散る。そして服に着く。

しかし、そんなことなど気にも留めないくらいに電流が走っていたf:id:sirakaba3618:20180726194723j:plain

彼女は急須ルーティンが効いた案件だった。

すぐに僕らはまた会うことになり、いろいろ会話をしながら二人でしゃぶしゃぶを食べにいくことにした。

そして、まさか僕がこの日、しゃぶしゃぶするのは肉だけではないということを知る。

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出会い系で会うのと違って、会うのは二度目なので、さほど緊張するとは思わなかったが、かなしいかな、やはり異なるフィールドで戦うとなると少しばかり緊張している僕がいた。

彼女との待ち合わせ場所は大通公園駅のヒロシ前だ。おっさん一人でうろつくには眩しすぎる場所だし、女性とのデートのみ使えるというまさに聖なるサンクチュアリというわけだ。

彼女は10分遅れて到着した。

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うひょw

来る前にハートマーク…これは脈ありか??(にんまり)

彼女とは初会いまでに4日ほど経過していて、話ネタが尽きないかどうかを心配していたが、そんなことは些細なことだった。

彼女はいわゆるノリがいいタイプで、俺の急須ルーティンにも見事反応してくれたし、打ち解けられるのはすぐだった。

彼女と打ち解けた後は自分のことを自己開示してくれた。

彼女はテレビ局に勤めていて、勤務時間帯も11時ということなので、夜遊びし放題の仕事柄だった

ところで、ここで言いたいことがあるから言わせてくれ。

俺は時に不本意と感じる時がある。

それは僕がいわゆる女性のストライクゾーンが広めであり、女性なら誰でも可愛いと思えるんだという周りの評価である。

しかし、そんな評価を私に与えた愚者共には言っておきたい。

彼女はマジで可愛いい。

街を一緒に歩いているときは優越感でいっぱいになるほどだ

よくこんな人に声をかけられたなと、我ながら鼻が高かった。

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僕らはその後も会話を楽しんだ。

会話のテンポもいい。

なによりも好感が持てたのが、会話が途切れた時も彼女から話を振ってくれることや話を聞くときも目を輝かせてくれていたことだ。

彼女からの※IOIのサインは合格点だった。

※IOIというのはIndicator Of Interestの略で、直訳すると「興味の表示」。

意味としては人が誰かに興味を持つ、特に好意という意味で興味を持った場合にする行動のことをIOIと呼ぶ。

要は脈ありサインである。

・脈ありサインの例

・こちらが話すのをやめると、会話を再開しようとする

・クスクスと笑う

・触れてくる

・一体感を築いてなごんだ雰囲気を作ろうとしてくる

・繰り返しこちらを振り返ってきたり、チラッと見てくる

・自分に気がついてほしそうに髪を揺らす

・遠くから視線を合わせると、少しの間見つめてくる

・ほほ笑みかけてくる

・近くに来る(接近)

・あなたをほめてくる

・彼女がいるかどうか尋ねてくる

・名前や年齢を尋ねてくる

彼女から感知できたIOIは少なくとも5つ以上だった。

これらは全部スタンさんからの入れ知恵であるが、5つ確認できればGOチャンスだという。

そして、僕は覚悟を決めた。

彼女を落とそう…!

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僕らはしゃぶしゃぶを食べ終わって会計を済ました後、外に出た。

そして夜風を感じた。

心地よい風だ。

そして、僕はそっと彼女の手をとった。

彼女は抵抗せず、手を握ってくれた。

「一緒にこのまま散歩でもしようか」

僕らは夜道を歩きながら南へ、そして南へと歩いて行く。

そして、すすきのを過ぎたあたりから彼女は感づく。

「え、こっちの方ホテルとかある所だよね??」

そして僕は切り出す。

「うん、でもなんもしないよ。俺たちは近くの川を見にいくだけだしね」

僕らには彼女達女性に言い訳をあげるという大事な役割がある。

そう、女性は悪くない。責任は全て男に任せればいい。

そして、話してる間にもホテルの前に着いた。

彼女は何も言わず、僕は彼女の手をすっと引いた。

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結局、朝まで二人でいた。

彼女はこの日も仕事なので、朝帰りをしてから仕事へと向かった

俺はついにやったぞ。

久しぶりに充実感を得られた気がした。

僕らはこうして、ナンパを通じて恋人になったのだった

happy end