ホワイトプランでいこう

モテたいやつだけ来い。俺をジャンプ台として使え

もう好きじゃない。ラインもしてこないで。

彼女とは出会い系サイトで出会った。

この頃僕は大学2年生の2回目。肌着ではやや寒く、外ではほろほろと雪が降り始めるころだ。

この頃は異性とは手を繋ぐとごろか、コミュニケーションすらままならないほどだった。

入っていたサークルや部活の女の子には振られ続け、女の人に対して自信がまったくなかった。

嗚呼、僕は誰からも愛されず、この世に未練を残して一人で死んでいくんだ

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そんなある時、僕はラーメン二郎で店長の顔に怯えながら麺を啜っている時にその時にやっていた出会い系サイトから一つの通知がきた。 そう、これが彼女との出会いの始まりだった。

彼女とはメールのやりとりでパンケーキの話で盛り上がり、会うまでに時間はかからなかった。

よし、パンケーキを食べにいこう。

僕の提案で、彼女はそれをokしてくれた

後日、二人で集合する場所は目印でなにかと便利な札幌駅の白いドーナツみたいなところだ。

出会い系での醍醐味のひとつは会うまでの緊張感だ。どんな子がくるんだろう…?やばい奴ならどう逃げよう…? 相手がどんな人によって、その日は天国か地獄、ラーメン二郎か山二郎かのどちらかである。

お、ライン通知。

「ついたよ〜」

ハッと前を見る。彼女がそこにいた。

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彼女は季節に合わせた厚着をして、緊張からくるのか、どこかぎこちないながらも笑顔で手を振っていた。

なんだよ、ふつうにかわいいじゃんか。

その後歩きながら、お互いのことを話しながらパンケーキ屋さんに向かった。

この時、すでに自分は彼女のことを好きになっていた。

続く